今何故副業が必要なのでしょうか?

今、何故副業が必要なのでしょうか?

それは、過去から現在、そして、現在から未来へのあなたの環境がどう変わっているのか

変わっていくのかを、知る事で、その必要性が見えてきます。

 

今現在、不況感を味わっている方はたくさんおられます。

その不況はどこから来るのでしょうか?

それは、「物が売れないから」です。

 

資源が無い日本は、これまで勤勉さやアイディアを持って付加価値を向上した

製品を、内外の市場に売る事で経済的な発展を遂げてきました。

 

しかし、様々な経済事変が起こっている今、物が内外に売れません。

発展途上である、BRIC'S市場が頼みですが、その市場も永遠に高度成長を続けるわけではありません。

又、それらの市場が成熟してくると、外部からの売り込みだけではなく、自国内の産業が成長し、

輸入頼りでは終わらないと言う事は、日本の経済発展の歴史を振り返れば解る事です。

 

市場は、「成長市場」から「成熟市場」そして、特に国内は顕著な「縮小市場」へと向かっていると言う事です。

国内の、人口すう勢と予測が、統計局から発表されているのでご覧下さい。

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これを見ると、1995年頃をピークに生産年齢人口(15-64歳)は

既に、減少に向かい、支えなければならない非生産年齢人口は増え続けています。

 

それらの要因により

(1) 所得の伸びの変化・・・昭和26年から平成3年までは所得が増え続けました。
                 ※S48年には年に23%も所得が増えました。

                 しかし、これからはベアゼロ、高失業率、老後人口の増加による
                 社会的負担が増大します。

(2) 人口構造の変化・・・・昭和23年8320万人、昭和45年1億372万人、平成13年1億2710万人

                しかし、2006年から減少の一途です。
                ※このままの出生率でいけば、2700年には日本人が7人に!?

                日本人が減るのですから、日本人を相手に商売している市場は、
                市場縮小が顕著である事を前提に、考えなければなりません。

                これが、日本の人口ピラミッドです。

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                この人口ピラミッドを見れば、200万人居る団塊の世代ジュニアと呼ばれる世代が
                現在30代後半に差し掛かって居る事がわかります。

            その後、一番労働力を誇る=購買力を持つ世代が今後10年で半減する事が見て取れます。

                つまり、あらゆる「市場がパイとして半減する事」は日本の市場にとって
                誰も避ける事が出来ない事実なのです。

 

(3)貿易環境の変化・・・1950年1ドルは620円でした(香港市場)、それから1ドル360円の固定相場があり
               その固定相場のお陰で日本は、世界の物作りのシェア70%を確保するに至りました。

               しかし、95年ドルは79円台となり現在も90円前後。

               円安基調となり、日本の製品は売れても昔ほど儲からない。と言う現象になっています。

 

これらの3つの要因により、今日までの成長路線ではない、新しい縮小市場に向かう必要がある。と言う事です。

 

これまでは、市場そのものが拡大の一途でしたから、以下のような経営でも、成長する事が出来ました。

 

  • ノリでやる
  • 考えない集団
  • 場当たり的な組織
  • 戦略がない
  • 生産性が低い
  • 分析が無い
  • 蓄積が無い
  • 根性中心
 このような、企業であっても市場が増え続けていたので、成績は上がった訳です。

 

 しかし、市場が変化してきた事の先見性がなく、手を打つ事が出来なかった
 たくさんの企業が、今、経営難に陥り、もしくは、倒産を余儀なくされる事によって、
 巷には、派遣切りの問題が起こったり、たくさんの失業者が溢れたり、賃下げが起こっています。

 10年で市場が半減しようかと言う今後、あなたがお勤めの企業が、安泰に経営を続け、

 かつ、あなたのポストが安泰であると言う見通しはあなたにお有りでしょうか?

 

あなたが、優秀な経営者で、これらの将来市場に対し十分な対処が取れているのなら良いでしょう。

しかし、あなたが、もし、お勤めで、自分の責任ではない経営者の誤った経営判断により、

あなたの その職を突然失わない危惧が無い。と言い切れる方は、皆無に近いのではないでしょうか?

 

もちろん、今の所得にプラスアルファの所得が欲しいと言うゆとり資金の獲得のために

副業を選択される方もおられるでしょう。

しかし、このように、中長期のスパンで自分の人生を指し計った時、今の給与だけに頼らない

別の収入の必要性は、全ての労働者にとって必要であると言えるのではないでしょうか。

 


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